♦年末の大掃除が楽になる工夫


1. 汚れにくい家づくりの工夫
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年末の大掃除を楽にするには、
普段から汚れにくい環境を作ることが重要です。

キッチンの壁には汚れを拭き取りやすいパネル
床材には耐水性や汚れに強いクッションフロア
などがおすすめです。
また、壁には汚れが付きにくい
特殊加工(フッ素樹脂加工)が施された壁紙や
防汚クロスなどを選ぶのも
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2. 汚れにくい家づくりの工夫
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掃除をする前の段階
まずは汚れを家の中に持ち込まない工夫も重要です。

玄関にシューズクロークや泥落としマットを設置することで、外からの汚れを室内に持ち込みにくくなります。
玄関框(げんかんまち)、
もしくは上がり框(あがりかまち)とも呼ばれる、
玄関の段差を作ることも工夫の一つです。
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3. 掃除しやすい間取りと収納の工夫
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掃除がしやすいお家は
収納や動線を工夫しています。

モノの定位置を作り、動線もシンプルに
モノが散らからない環境を整えることで、
掃除そのものがらくらくに!
ウォークインクローゼットやパントリーが便利。
さらには廊下や部屋の配置を無駄なく計画すると
掃除道具を持ち運ぶ手間を減らせます。
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4. 最新設備で日々の掃除を効率化

掃除の負担を軽減するには
便利な設備を取り入れるのも効果的!

ロボット掃除機が活躍できるように
最初から段差の少ない間取りにする。
家具を置くスペースにゆとりを持たせる
などの工夫をすると ロボット掃除機がスムーズに
活躍してくれます
トイレや浴室でも一工夫!
汚れがつきにくいコーティングが施された製品を選ぶと
日々のお手入れも簡単です。
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♦24時間換気は切らないで♦


皆さん、こんにちは
だんだん寒くなってきましたね。

家の暖房をつけて、こたつを出し、お家の中を温かくして
快適な空間にしたいですよね。

こんな時、お家の中にある24時間換気が
地味に寒かったこととかありませんか?

でも実は、24時間換気って
住まいの環境を守るためにとっても大切な仕組みなんです。
そのため、寒い時期だからといって、
気軽に運転を停止するのはおすすめできません。

今回は、24時間換気の必要性についてお話します。


24時間換気とは、
建物に設置した換気設備で居住空間の空気を
強制的に入れ替えるシステムの事です。


もともと気密性の低かった日本の住宅は、
住宅性能が向上し、暑さ寒さ対策のため、
気密性が高まっています。 

しかし、技術が進み、私たちが化学物質を含むものを
多く使うようになったことによって、
建具や家具から生じる化学物質や、
生活の中で生じるチリやホコリ等を原因とした健康被害
「シックハウス症候群」という体調不良が問題になっていました。
なぜなら、換気性能が十分でなかったからです。

そこで、2003年の建築基準法改正では、
すべての住宅に24時間換気システムの設置を義務化しました。
これにより、1時間に居住空間の半分の空気を
入れ替えることが基準とされています。

これは24時間換気システムにより計画換気を行うことで、
汚れた空気を排出して、新鮮な空気を取り込み、
シックハウス症候群などを防ぐことを目的としています。

寒い時期などは、
もしかすると給気口から入ってきた空気によって
風の流れができ、寒さを感じることがあるかもしれません。
しかし、だからといって、24時間換気を止めるのは良くないです!

24時間換気とは、その名の通り24時間換気をしなくてはいけません。

万が一止めてしまった場合、室内に入った空気が排出されず
空気に含まれた湿気や汚れ、ホコリなどが室内に留まることで
結露やカビの原因になったり、カビをエサにとするダニが増えて
アレルギーの原因になったりしてしまいます。

もし、24時間換気で寒いと感じる場合は、止めるのではなく
こんな対策をとってみるのもいいかもしれません。

・給気口に専用のカバーやフィルターをつける

・サーキュレーター等を利用して、暖房で暖めた空気を循環させる

・給気口量を調節する

自身の健康・家族の健康、また建物の劣化を防ぐためにも、
24時間換気で常に新鮮な空気を取り入れることが大切です!

居心地のいい居住空間で、
毎日健康に素敵な一日を過ごしていきましょう!

断熱が大切な理由!

家を建てる際に重視する事として、
「住み心地」がかつてよりもさらに高まっているようです。

住み心地と一言でいっても色々あります。
・生活動線が考えられている
・収納が豊富で便利
・ライフスタイルの変化に対応できる
・好きなデザイン
・快適な屋内環境
等々...

中でも今回は屋内環境を快適にする方法について考えたいと思います。


どんなに見た目のきれいな建材や設備を使っても、
夏に暑く冬に寒い環境では、住みやすい家とは言えません。

暑さ寒さ、湿気や乾燥などを防ぐ、
快適な環境を作る一つの要素が断熱性能です。

断熱とは字のごとく、「熱を断つ」という意味があります。

断熱性能の低い住宅では、
夏は外の熱気が家の中に侵入し、冷房の効きが悪く、
冬は暖房で暖めた空気が壁や窓などの開口部から外に逃げるため、
「夏は暑く、冬は寒い住宅」になってしまいます。

断熱性能を高めることによって、
外気が建物内に侵入するのを防ぐため、
少しの冷暖房エネルギーで快適な室内温度に
保つことができるようになるのです。

また、外気の影響を受けにくいということは、
窓際や廊下などとの温度差が少なくなり、
家の中の移動が寒くて辛いといったことも減ります。

その他にも、断熱性能を高めることのメリットは、
・冷暖房費が安くなる
・健康を守れる
・家が長持ちする

など多くの効果が期待できます。


次に断熱性能を高める施工方法をご紹介します。

断熱性能を高める工法は、大きく2つに分類されます。
それぞれのメリット・デメリットは以下の通りです。

・充填断熱工法
躯体(壁)の中に断熱材を充填する断熱工法

メリット:経年劣化しにくく耐熱性能が安定している。
     外張断熱工法と比べ、同じ性能なら安価。

デメリット:施工の際に注意が必要。
      構造物や断熱材の触れる部分に隙間ができ
      断熱効果が下がる場合がある。

・外張断熱工法
躯体(壁)の外側に断熱材を張る断熱工法

メリット:施工後の確認が容易。
     躯体の外側で断熱材が途切れることなく連続するので、
     熱欠損が無い。
     躯体の内側が空洞になるため、配線を隠すことが可能。

デメリット:建築費が比較的高価になる。
      経年劣化しやすい。

断熱性能を高める方法や素材により、
メリット・デメリットは異なります。

断熱性能を高める施工する際は、これらの特徴などを踏まえて
自分の家に合った方法を検討しましょう。

電化製品の寿命とお金の話

新築に引っ越しをされる際に、
家電を買い替えられたり、新たに買われたりする方は多くいらっしゃいますが、
実は、多くの家電が10年後に買い替え時を迎えるのと言われています。

主だった家電の平均価格と平均的な寿命(当社調べ)はというと。。。


冷蔵庫:約30,000円?200,000円 ・・・約10年?15年

洗濯機:約30,000円?150,000円 ・・・約8年?12年

食洗機:約40,000円?150,000円 ・・・約9年?12年

エアコン:約50,000円?200,000円 ・・・約10年?15年

電子レンジ:約10,000円?50,000円 ・・・約7年?10年

掃除機:約10,000円?100,000円 ・・・約8年?12年

テレビ:約30,000円?300,000円以上 ・・・約8年?10年

これらはあくまで一般的な目安であり、
定期的なメンテナンスや適切な使用が行われている場合に限りますが、
やはり家電類は10年程度で寿命を迎えるものが多いようです。

上に挙げた家電を一斉に買い替えた場合、約70万円程度必要です。

引っ越しの際に家電を一気に揃えた場合は、10年後の寿命に備え、
毎月5千円くらいを買い替え用に貯金しておくことをオススメしています。

いい家の日

11月18日は「いい家の日」です。
この日を機に、「本当にいい家」とはどんな住まいなのか、
一緒に考えてみませんか?

1. いい家とは何か?
「いい家」とは、ただ建物のことのみを指すのではなく、
家族が心から安心して過ごせる場所のことです。
暮らしやすいだけでなく、家族の将来を見据えた安心感や
自然素材がもたらす温もり、
さらに環境にも配慮した住まいが安心して過ごせる場所を生みます。
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2. 「いい家」づくりのポイント
例えば、耐震性や断熱性に配慮した構造設計は、
安全な生活を支えます。
住まいに自然素材を取り入れることで、
温もりと快適さを両立することも可能です。
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3. 最新トレンドのご紹介
昨今は、環境への配慮や省エネ性能が求められる中、
エコ住宅や省エネ技術を備えた家づくりが人気です。
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4. 進化する省エネ技術
スマートホームシステムを活用すれば、
スマートフォンやタブレットから
家全体のエネルギー管理が可能です。
電気使用量を見える化し、
必要に応じて照明や家電の稼働を自動で調整することで、
無駄な電力を削減できます。
さらに、太陽光発電と家庭用蓄電システムを連携させれば、
昼間に発電した電力を夜間に使用することもできます。
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まとめ

「いい家」は、家族が安心して暮らし、
未来の生活を豊かにする家のことです。
「いい家の日」を機に、お客様が理想の住まいづくりについて
改めて考えるきっかけになれば幸いです。

ベッドルーム

急に夜間が冷え込むようになってきたこの頃。
秋をぐっと身近に感じますよね!
こんな夜が続くと、体調不良を起こしやすいもの。
ベッドルームの環境作りで、そんな体調不良も予防ができます。

今回はそんなベッドルームの工夫を4つご紹介します。

1.断熱・換気システムで適切な室温と湿度管理を実現
家づくりの際に、室内の温度と湿度を最適に保つためには、
断熱性能の高い建材や断熱工法を採用することが重要です。
これにより、冬は暖かく、夏は涼しい室内環境が保たれます。
さらに、全館空調や24時間換気システムを導入することで、
湿度調整も自動的に行い、
季節を問わず快適で健康的なベッドルームを実現できます。
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2. 自然換気を促す窓の配置や設計
ベッドルームにおいても、空気の流れを意識した設計が必要です。
例えば、風通しの良い窓の配置や、
対角線上に窓を設けて自然換気を促す設計をすることで、
室内の空気が常に新鮮な状態に保たれます。
また、換気性能を高めるために、
気密性を保ちながら効率的に外気と室内の空気を
循環させることができる換気システムも導入するとよいでしょう。
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3. 低アレルゲン素材の建材選び
健康的なベッドルームを実現するためには、
寝具だけでなく、家全体に使用する建材にも配慮が必要です。
自然素材で作られたフローリングや壁材を使用することで、
化学物質によるアレルギーのリスクを軽減します。
また、防ダニ・防カビ効果のある壁紙や床材を選ぶことで、
長期間にわたって清潔な環境を保つことが可能です。
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4. 騒音や電磁波を抑えるための構造設計
ベッドルームを騒音や電磁波から守るためには、
家の構造自体に工夫が求められます。
例えば、外壁に遮音性の高い素材を使用したり、
二重窓を採用することで外部の騒音をシャットアウトします。
また、電磁波の影響を減らすために、
電気配線や通信機器の位置にも配慮し、
ベッドルームに近づけない設計にすることができます。
これにより、リラックスできる環境が確保され、睡眠の質が向上します。
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これらのポイントを家づくりに取り入れることで、
住む人の健康を守りながら快適なベッドルーム環境を
提供することが可能になります。
家全体の設計に健康志向を反映させることで、
快適な暮らしを手に入れましょう!

防犯対策!

ご家族が安心して暮らせる住まいのために、
今回は「防犯対策」についてです!

安全な住まいづくりは、家づくりの大切なステップのひとつです。
ぜひご参考にしてください!


1. 防犯ガラス-窓からの侵入を防ぐ-
泥棒の多くは窓から侵入すると言われています。
防犯ガラスは通常のガラスに比べて割れにくく、
泥棒が侵入しようとしても簡単には割れないため、
高い防犯効果を発揮します。
特に1階部分やバルコニーに面した窓は狙われやすいため、
こうした窓には防犯ガラスの使用を検討してみてください。
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2. 低い植栽-視界の確保-
庭や家の周りの植栽は、
低い植物を選び、不審者が
隠れられないようにすることがポイントです。
外から家全体が見えるように、
植栽を配置することで、
不審者が隠れにくくなります。
近隣住民や通行人の視線が届くようにすることも
防犯対策の一環です。
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3. 防犯砂利-足音を立てさせる-
砂利を使う時は、
防犯効果がある「防犯砂利」を使うことがおすすめです。
防犯砂利は、踏むと大きく音が鳴るため、
不審者の足音を大きく響かせます。
この音が侵入者に心理的プレッシャーを与え、
行動をためらわせる効果があります。
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4. 自動照明-視覚的な威嚇-
暗くなった家の周囲は、
侵入者にとって行動しやすい環境です。
自動照明を効果的に配置することで、
侵入者に対する威嚇効果を高められます。
なお、白色や青白い光はより明るく感じられ、
防犯効果が高いとされています。
防犯目的であることを意識させない
デザインの照明を選ぶことで、景観にも配慮できます。
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家づくりの段階で防犯対策を計画的に取り入れることで、
後から追加工事をする必要がなく、コスト面でも効率的です。

家族が安心して暮らせる家づくりのために、
ぜひ一度ご相談ください。

暮らしやすい間取りのために!

弊社を訪れるお客様の中でも、
住宅を新築する際に多くの方が頭を悩ませるのが、間取りです。
そもそも、何から始めたらよいのか、悩んでしまうようです。

間取りは、ご家族のライフスタイルの上に成り立つものなので、
間取りについて考える前に、ご家族のライフスタイルを見つめなおしてみると良いでしょう。

家族の人数や年齢、生活する時間帯、ペットの有無などによっても使いやすい
間取りは異なるため、「これが誰にとっても1番良い間取り」という
正解はありません。

リビングに階段を配した間取りは
「家族のコミュニケーションを取りやすい」
と喜ぶ方もいらっしゃれば、
逆に「暖房効率やプライバシー性を損ねてしまう」
と敬遠される方もいらっしゃいます。

ご家族のライフスタイルを見つめなおし、
「自分の家族にとって一番良い間取り」
を作ることがベストです!

基本的に間取りを考える上では、
家にいる時間の長い人を優先するのが良いです。
使う時間の短い部屋などは優先順位が低く、
予算や土地の広さの都合によっては
諦める可能性も出てくるかもしれません。

では、どのようなところに気を付けていれば良いのでしょうか?

<採光>
一般的には、東西南北に適した部屋を配置することから間取り作りは始まります。
リビングなど、たくさんの人が長時間過ごす部屋は、南東に面した、
一日を通して気持ちの良い採光が確保できる場所が良いと言われています。
逆に、トイレや浴室などの水廻りは、北西の夕日が差し込む場所や採光がうまく
確保できない場所に配置するのが良いです。

<風通し>
自然の光と併せ、自然の風を取り入れられる間取りは、気持ちよく人気が高いです。
風が通り抜けられるよう、できれば、
1つの部屋に一直線で結べる対面した位置に窓を設置すると良いです。
また、その際に冷たい空気を取り入れる用の低い位置の窓と、
温まった熱気を逃がす用の高い窓を作ると、
外からの視線を逃がしたり、防いだりすることにも役立ちます。
通風のための窓であれば、小さくて価格の安い窓でも結構です。

<生活動線>
暮らしやすい住まいを作るため、
家族一人ひとりの通常の一日の動きや流れを想定し、
使う部屋とその部屋中にいる時間を書き出して、
情報を整理してみましょう。
さらに、将来的のことも考慮し、
子供の成長や増える子供・巣立つ子供、両親の介護といった、
家族構成の変化まで考えておくと、
より長い期間住みやすい暮らしを実現できるでしょう。

<その他家電・家具や外構>
間取りを考える際に、
使用する予定の家電・家具の寸法や配置も
考えておきましょう。
そうすることで、コンセントや照明の位置を検討しやすくなります。

また、お庭や玄関アプローチも、
最初から考えておくことが大切です。
今は車を持っていなくても、
将来的に車を持つ予定があるか、また何台持つのか、
によって駐車場の位置を考える必要が出てきます。

このように、間取りを作る際は、
今の暮らしから考えていくことも必要ですし、
将来的に必要になってくるものも考えることが大切です。
私たちがお客様と一緒に間取りをプランニングしていく際は、
そういった今の暮らしの様子と、将来的な予定をよくうかがって、
住み始めてからずっと快適に住み続けられる間取りを作れるようにしています。

水害に備えて!

今回は、今からできる水害対策の準備をご紹介します。


1.土のう・水のう
土のうとは、布袋に土砂を詰めたものです。

これを積みあげて、水や土砂の流れを止め、
家屋への浸水を防止するので、
水深の浅い初期段階や小規模な水害時には、非常に有効な対策です。

低地に住んでいる方は、常備しておくのが賢明ですが、
袋いっぱいの土を集めるのは、特に土の少ない都会ではなかなか大変です。

そういった場合には、40~45リットルのゴミ袋を2~3枚重ね、
水を入れて作る「水のう」も有効です。

水のうを複数個用意し、段ボールに詰めることで土のう代わりにもなります。
水害被害を受けやすい半地下・地下に玄関や駐車場、居室があるお家に
お住まいであれば、土のうは常に準備しておくのが良いです。


2.止水板
大雨時には、家の出入り口に、長めの板などを設置し、
土のうや水のうなどで固定して、浸水を防ぎましょう。

板がない緊急の場合は、
テーブル・ボード・タンス・ロッカー・畳などで代用しても良いです。

なお、止水板を購入に対して補助金を出してくれる自治体もありますので、
お住まいの自治体のHPなどをチェックしてみましょう。


3.排水溝のチェック
ゲリラ豪雨など、突発的で激しい水害時は、
トイレや浴室、さらには洗濯機などの排水溝から汚水が逆流する
「排水溝逆流浸水」が発生し、室内から泥水が噴き出す恐れがあります。

水のうを1回のトイレの便器に入れる、浴室、浴槽、洗濯機の排水溝の
上に乗せる、といった対応で逆流を防止しましょう。


4.自作のハザードマップ
自治体の作成したハザードマップは非常に重要なものですが、
それに加え自前のハザードマップを用意しておくことも大切です。

水害が起きて、避難が必要になった時のために、
避難場所までのマンホールや小川、側溝などの危険箇所を
マップ上に示しておくと良いです。

特に濁流で冠水した場合、危険箇所が見えなくなり、避難途中でふたの
外れたマンホールや側溝に落ちてしまうことも非常に多くあります。

通常の降雨時に避難場所まで歩いてみて、自作のハザードマップに、
雨が降った時の水の流れる方向やマンホール・側溝の場所の目印に
なるものも書き込んでおきましょう。

なお、お家が平屋建てで、
ゲリラ豪雨時などに逃げ場所がなくなってしまうような際には、
遠くの避難場所を目指すよりも、
隣近所の二階以上に避難させてもらうほうが安全なので、
普段から人間関係を築いておきましょう。


5.非常用品備蓄
大規模水害時には、水道、電気、ガスなどが止まり、
道路が寸断される可能性があります。

ライフライン途絶を想定し、水、食料、日用品、カセットコンロ、
カセットボンベ、予備電池、防水懐中電灯、携帯電話充電器、医薬品、
ランタンなど、一週間程度暮らせる備蓄を準備しておきましょう。

これらについては、
故障の有無など定期的なメンテナンスを行うように心がけましょう。

また持ち出し用の非常用品はすぐに持ち運びができるよう、
一箇所にまとめて保管しておきましょう。

両手を開けて避難できるよう、
リュックなどに入れての保管をオススメします。


災害はいつ何時襲ってくるかわからないものです。
水害に強い家を作ることも当然大切ですが、万が一に備えた準備も、
家づくりの際にアドバイスさせていただいています。

省エネの考え方

秋になり、気温も徐々に下がってきました。
そこで今回は、寒さ対策について考えてみましょう。

断熱性能を向上させることは、エネルギー効率UPにつながり、
光熱費の削減だけでなく、環境保護にも貢献できる点が大きな魅力です。

◆断熱施工で快適性と省エネを実現
1.窓の断熱性能UP
窓は家の中で最も熱の入りが大きい部分です。
断熱効果の高い二重ガラスや複層ガラスにすることで、
熱損失を大幅に削減できます。
枠やサッシを断熱性能の高い樹脂や木製のものとすることで、
高い省エネ効果が期待できます。
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2.外壁と屋根の断熱改修
外壁や屋根に断熱材を施工することで、家全体の断熱性能を向上させます。
これにより、冬場の暖房効率が上がり、
エネルギー消費を大幅に削減できます。
材質には、再生素材や自然素材など、
環境に配慮したものを使用することも可能です。
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3.床下の断熱強化
床下の断熱性能を強化することで、底冷えを防ぎ、暖房効率を高めます。
特に床暖房を設置する場合は、
断熱効果を高めるために床材の選択にも工夫が必要です。
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◆エコ設備の導入で効率的なエネルギー管理
1.太陽光発電システムの導入
自宅で使う電力を太陽光発電で補い、
余った電力を売電することで光熱費を大幅に削減できます。
初期コストはかかりますが、
自治体や国の補助金を活用できる場合もありますので、
事前に確認しておきましょう。
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2.省エネ給湯器やエコキュートの導入
従来の給湯器に比べて効率的にお湯を沸かす
省エネ型給湯器(エコキュート)を導入することで、
ガス代や電気代を削減できます。
エコキュートは空気の熱を利用してお湯を沸かすため、
環境への負荷を軽減しつつ、家庭内でのエネルギー利用を効率化できます。
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3.断熱性能の高い換気システムの導入
換気は家全体の空気を入れ替えるために必要ですが、
冷暖房の効率を下げる原因にもなります。
熱交換型の換気システムを導入すれば、
室内の暖かい空気を逃がさずに換気が可能です。
これにより、快適さを保ちながら省エネ効果を実現します。
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◆省エネ施工のコストのポイント
1.投資額と光熱費削減のバランス
省エネ施工の多くは初期投資費用がかかるものの、
長期的な光熱費の削減効果により、
数年以内にコストを回収できるケースが多いです。
特に、断熱や太陽光発電の導入は、
エネルギー消費を大幅に削減できるため、
長期的な視点でのリターンが期待できます。

2.補助金の活用
自治体や政府が提供している
省エネ施工(新築・リフォーム)向けの補助金や
暫定制度を活用すれば、負担額を軽減できます。
工事前にしっかりと調査し、申請方法を確認しておくことが重要です。


環境に優しく、光熱費も削減できる省エネ施工を実施することで、
これからの生活がより快適で持続可能なものになります。
是非ご検討してみてください!