省エネの考え方

秋になり、気温も徐々に下がってきました。
そこで今回は、寒さ対策について考えてみましょう。

断熱性能を向上させることは、エネルギー効率UPにつながり、
光熱費の削減だけでなく、環境保護にも貢献できる点が大きな魅力です。

◆断熱施工で快適性と省エネを実現
1.窓の断熱性能UP
窓は家の中で最も熱の入りが大きい部分です。
断熱効果の高い二重ガラスや複層ガラスにすることで、
熱損失を大幅に削減できます。
枠やサッシを断熱性能の高い樹脂や木製のものとすることで、
高い省エネ効果が期待できます。
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2.外壁と屋根の断熱改修
外壁や屋根に断熱材を施工することで、家全体の断熱性能を向上させます。
これにより、冬場の暖房効率が上がり、
エネルギー消費を大幅に削減できます。
材質には、再生素材や自然素材など、
環境に配慮したものを使用することも可能です。
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3.床下の断熱強化
床下の断熱性能を強化することで、底冷えを防ぎ、暖房効率を高めます。
特に床暖房を設置する場合は、
断熱効果を高めるために床材の選択にも工夫が必要です。
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◆エコ設備の導入で効率的なエネルギー管理
1.太陽光発電システムの導入
自宅で使う電力を太陽光発電で補い、
余った電力を売電することで光熱費を大幅に削減できます。
初期コストはかかりますが、
自治体や国の補助金を活用できる場合もありますので、
事前に確認しておきましょう。
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2.省エネ給湯器やエコキュートの導入
従来の給湯器に比べて効率的にお湯を沸かす
省エネ型給湯器(エコキュート)を導入することで、
ガス代や電気代を削減できます。
エコキュートは空気の熱を利用してお湯を沸かすため、
環境への負荷を軽減しつつ、家庭内でのエネルギー利用を効率化できます。
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3.断熱性能の高い換気システムの導入
換気は家全体の空気を入れ替えるために必要ですが、
冷暖房の効率を下げる原因にもなります。
熱交換型の換気システムを導入すれば、
室内の暖かい空気を逃がさずに換気が可能です。
これにより、快適さを保ちながら省エネ効果を実現します。
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◆省エネ施工のコストのポイント
1.投資額と光熱費削減のバランス
省エネ施工の多くは初期投資費用がかかるものの、
長期的な光熱費の削減効果により、
数年以内にコストを回収できるケースが多いです。
特に、断熱や太陽光発電の導入は、
エネルギー消費を大幅に削減できるため、
長期的な視点でのリターンが期待できます。

2.補助金の活用
自治体や政府が提供している
省エネ施工(新築・リフォーム)向けの補助金や
暫定制度を活用すれば、負担額を軽減できます。
工事前にしっかりと調査し、申請方法を確認しておくことが重要です。


環境に優しく、光熱費も削減できる省エネ施工を実施することで、
これからの生活がより快適で持続可能なものになります。
是非ご検討してみてください!

家づくりの流れ

今回は家づくりを考えてからの流れや重要なポイントを詳しくご紹介!
理想の住まいを実現するためのヒントが満載です!

理想の家をイメージする
自分たちの理想の家を具体的にイメージする。家族全員の意見を聞きながら、どんな家に住みたいのか、どんなライフスタイルを送りたいのかを話し合いましょう!以下のポイントを考えてみましょう!

・間取り
・部屋の数と配置
・必要な設備や機能
・デザインやスタイル



予算の設定
建築費用だけでなく、土地代や諸経費、引っ越し費用なども予算内で最大限の満足を得られるよう計画!



信頼できる工務店選び
家づくりのパートナーとなる工務店選びは非常に重要です。工務店選びでは、以下のポイントを確認しましょう!

・施工実績
・口コミや評価
・施工品質とアフターサービス



土地選び
理想の家を建てるためには、適した土地選びも重要!「家族にとって」最適な場所を選びましょう。

・交通の便
・周辺環境(学校、病院、商業施設など)
・日当たりと風通し
・将来の発展性



設計とプランニング
自分たちの希望やこだわりをしっかりと伝え、プロの意見も参考に!



スケジュール管理
定期的に工務店とコミュニケーションを取り、進捗状況を!

理想の家を実現するためには、しっかりとした計画と信頼できる工務店が必要です。今回のポイントが、皆様の家づくりに役立てば幸いです。お困りのことがあれば、いつでもお気軽にご相談ください!

住まいのダニ対策していますか?


最近の住宅は気密性が高いため、
一年中、快適な温度を容易に保ってくれます。

しかし、どんなに性能の良い住宅でも
きちんとお手入れしなければ
その良さも半減してしまいます。

快適な住宅は、実はダニにとっても快適な状態に
なっているかもしれません・・・。

ちょっと怖いですね。

今回は、この目に見えないダニを
対策する方法を考えていきましょう!

ダニの死骸やフンは
アレルギー症状などを引き起こすことは知られています。

ダニが好む環境は湿度70%以上の環境。
高気密住宅で、この湿度になってしまうと
たちまちダニの住処となってしまいますね・・・

それでは、どうすればよいでしょうか。

まずはエアコンの除湿機能などを利用して、
室内の湿度を60%以下に保ちましょう。

これだけでダニの繁殖を防ぐことができます。

それから掃除機がけです。

掃除機のパワーを強にして、
1㎡あたり約5分かけ、
ダニやダニの栄養源であるホコリを
丁寧に取り除きましょう。

掃除機をかけることで
吸い取られるだけでなく、一部は室内に舞い上がってしまいます。

掃除機をかけた後は、室内2か所の窓を開け
1時間ほどしっかりと換気をします。

毎日のお掃除の仕方でも
ほんの少し意識するだけで
ダニの繁殖を抑えることができるんです!

次にダニの温床となりがちな寝具。

布団は天日干しが有効です。
夏は紫外線が強く、熱がこもりやすいので、
片面1時間をめやすに
裏表まんべんなく日に当てます。


干した後は、片面40秒ほど掃除機をかけておくと
布団に残ったダニの死骸を取り除けます。

マットレスなど、外に干せない場合は
布団乾燥機などを活用するのもよいでしょう。

また、クローゼットや押し入れの中も心配ですね。

クローゼットやタンスに入れっぱなしの衣類は
年に1~2回、風をあてて湿気をとる「虫干し」を。

虫干しのタイミングは、2~3日晴天が続き、
空気が乾燥している10~14時の間。

風通しのよい日陰で2~3時間干しましょう。

特にたまにしか着ない礼服などはカビも心配ですね。
しっかりチェックしておきましょう。

衣類を干している間は、クローゼットや押し入れの扉も
開けっ放しにして、風を通します。


クローゼットや押し入れに防湿材を入れておく場合は
衣類の下のほうに設置しましょう。

こまめなお手入れで、長く快適な
マイホームを楽しみましょう!

入り口で靴を脱ぐのはなぜ?

こんにちは。

皆様は旅館で温泉に入りご当地の名産品や

郷土料理をいただいてゆっくり息抜き派ですか?


それともリゾートホテルできれいな夜景やオーシャンビュー、

ビュッフェなどを堪能派ですか?


どちらも捨てがたいですね、、、。


ところでホテルと旅館の違いって何でしょう?

和風と洋風? 畳と絨毯?

ふとんとベット? 大浴場とユニットバス?

数え上げればきりがありませんね。


私が思うにそれは、、、


「靴を脱ぐ・脱がない」


これだと思います!!


靴を脱ぐ日本人。靴を脱がない欧米人。

これは玄関の設計を考える上で決定的なお互いの

相違をあらわにします。


日本の設計者にとって玄関の設計とは


「どのように靴を脱がせるか脱いだ靴をどこにしまうか」


など、想像以上に問題が山盛りの世界なのです。


靴を脱ぐことは

「気心を許しあえること」

だと思います。


ホテルのホールで行うパーティーと

旅館で行う大宴会とでは

靴を脱いでる旅館のほうが一歩踏み込んだ

間柄になれそうな気がします!

玄関とは一緒に住む方々を親密にすることができる

装置なのかもしれませんね!

玄関を設計する際は

靴を脱ぐことの意味を理解したうえで

それをどのようなカタチに落ち着かせるか

考えなければなりません。

良いことがあった時

悲しいことがあった時

嫌なことがあった時

どんな時でもどんな自分でも迎えてくれる

家族が待つ家の入り口なので

ドアの向きや種類、たたきの形

下駄箱の位置やサイズなど

1つ1つをこだわってみるのも

新たなライフスタイルが

創れるかもしれないですね。

大事な住まいの地盤!

◆大事な大事な住まいの地盤
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先日、夜中に携帯の緊急地震速報が鳴り、ビックリして目が覚めました。


私が日々お客様とお会いする中でも、
お客様から「○○さんで建てる家は地震に強いですか?」
という質問が多くなりました。


もちろん当社で施工する家は耐震性にもこだわっていますが、
これからの「地震に強い家」には"地盤"へのこだわりも大切なのです。


いくら建物が地震に強かったとしても、地盤が弱ければ、
地盤ごと建物が崩れてしまいます。


そのため、家づくりを行う際には、
「安全な地盤の土地を選ぶこと」が重要で、
地盤が安全かどうかを調べるのが"地盤調査"です。


そして、必要に応じて地盤を補強したりするのが"地盤改良工事"です。


ちなみにこの"地盤改良工事"、
100万円ほどかかる場合も珍しくありません。


ただ、この「必要な場合は」というのが重要なポイントなんです。


というのも、どんな人でももちろん安全な地盤に家を建てたいですよね?


ただ、地盤を調査する会社によっては、不要な、
または過度な地盤改良工事を勧めてくる場合があるんです。


なぜなら、
地盤を調査する会社が地盤改良工事を請け負うこと多いからなんです。


当然、地盤調査をする会社からすれば、地盤調査だけをするよりは、
地盤改良工事もした方が利益を取れますから。。。


とは言っても、普通、住宅会社でも、
その地盤改良工事が本当に必要なのかどうかを判断するのは難しいんです。


だから、当社では、全国6000社の住宅会社のネットワークを利用した、
安心して地盤調査をお任せできる会社に、地盤調査をお願いしています。


なぜ安心してお任せできるかというと、地盤改良工事を請け負わず、
地盤調査だけを専門に行っている会社だからです。


だから、過度な地盤改良工事を行う必要がなく、
安心してお任せできるんです。

家づくりは高いお買い物です。


だからこそ、無駄なお金をかけず、
しかもしっかり安全な暮らしを送れるよう、家を建てる地盤から、
私たちはこだわっています。

お引越しに備えて!



お家を建てた場合、
建て替えを除く多くの方が、新居へお引越しをされます。

私たちのところで新築された方の中にも、そういったお客様は多いのですが、
その際、初めてお引越しされる方や、
最後にお引越しをしてからだいぶ時間の経った方からは、
「引越しの時は何をすればいいの?」という質問をよく頂戴します。

意外とこの手続きってたくさんありますよね。
しかも、業者に丸投げできるものでもなく、
ご自身でするしかありません。


まずは、引越し前にやっておくこととしては、
お子様が学校や幼稚園などに通われている場合は、
1~2ヵ月前までに、
今の学校へ転校の相談と手続きしに行きましょう。


次に、引越しの10日前~1週間くらいまでに、役場関係に諸届です。
例えば、住民票(転出届)、国民健康保険、
国民年金、福祉関係の諸届、印鑑登録等がこれにあたります。
基本的には本人の届出が必要ですが、
印鑑と委任状があれば、代理人でも可能です。

他には郵便物の転送届や銀行・ローン会社への届出も
この期間に済ませるのが望ましいです。


そして、3~4日前までにガス・電気会社や水道局に連絡を(領収書や検針票に記載)し、
引越日まで使用料の清算を行います。
お引越しをする際にブレーカーを下ろしたり
元栓を閉めたりするのを忘れないようにしてください。


ここまでが、概ね引越し前にやっておくことです。
そして、今度は引越し先で逆の手続きをします。


役場関係には、住民票(転入届)、国民健康保険、
国民年金、福祉関係の諸届、印鑑登録等の届出をします。
ただこの中で住民票(転入届)と国民健康保険に関しては、
引越し後14日以内の手続きが必要です。
※住民票転出届は引越し前14日以内

他には、必ずしも皆さまではありませんが、
新しい学校への転入手続きや、警察署へ免許証の住所変更、
陸運局へ自動車の諸登録なども必要です。


お家づくりを考え始めたら、これらの手続きをスムーズに行えるよう、
予め印鑑や戸籍謄本、本人確認書類(運転免許証など)、
国民保険証、国民年金手帳などは
常に一緒に保管しておくのがオススメです。


お家を建てるということは、引越しを伴うものなので、
当社でお家を建てられる方とは、こういった、建て始めてから~お引き渡し、
以降の、住み始め~部分のスケジュールも一緒に打合せで行っています。

季節の変わり目対策

夏も本番。相変わらず全国各地で猛暑日が続いております。
しかし、家づくりを考える方々へは、
一足先に〝夏の終わり~秋″に向けたご提案をいたします。

1. 秋の断熱対策
秋から冬にかけては気温が急激に冷え込みます。
今のうちに断熱材のアップグレードや窓の断熱フィルムの貼り付けなど、
簡単に始められる対策から取り組んでみましょう。
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2. 屋外空間のリフォーム
涼しくなると、屋外での活動がしやすくなります。
テラスやガーデンのリフォーム、ウッドデッキの設置やガーデンシェッドの建設、
外灯の設置など、おしゃれで機能的なリフォームにオススメの季節です。
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3. 雨対策の強化
秋は雨が多くなるため、今のうちに屋根や外壁の点検、雨樋の清掃や補修を行い、
雨漏り対策を万全にすることが大切です。
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4. エコリフォームの提案
エコ意識の高まりに合わせた、
太陽光発電システムや省エネ家電の導入がしやすいのもこれからの季節です。
環境にも優しい省エネリフォームは、光熱費の削減にもつながります。
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5. 室内空間の快適化
秋の夜長に向けた、室内空間の快適さを高めるリフォーム。
リビングの模様替えや収納スペースの拡充、照明のリニューアルなどで、
居心地の良い空間づくりをしましょう。
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涼しくなってから備えるのではなく、今のうちから早め早めの準備が大切です。

猛暑の日々が続きますが、どうかお体にはお気をつけてお過ごしください。

地震対策について

日本に家を建てるときに必ず考えないといけないこと、

それは地震対策です。


政府の地震調査委員会は今後30年以内に

震度6弱以上の激しい揺れに襲われる確率を示した

予測地図を公開しています。


そこで、実際に大地震が起きた時、建物はどうあるべきでしょうか?

安全性の目標として以下の考え方があります。


①「人命を守る」

 建物の崩壊・倒壊を防ぐ。家具などの点灯を防ぐ。火災の発生を防ぐ。

②「財産・資産を守る」

 個人・企業などが自ら保有する財産や資産を地震により損壊することを防ぐ。

③「機能を守る」

建物固有の機能(生活・事業・社会的使命等)が停止することを防ぐ。


上記の安全性の目標を達成するために、現在では様々な耐震技術があります。


代表的な耐震技術として、

地震の揺れを耐える「耐震構造」

地震時の揺れを抑える「制震構造」

地震の揺れを伝えさせない「免震構造」

の3種類があります。

今回はこの3種類の違いを話します。


まずは制震構造です。

「制震」とは、エネルギー吸収体を住宅に

配置することで建物の揺れを抑える工法です。

超高層ビルや橋にも採用されている最新の揺れ防止技術です。

構造の特性上、地震の揺れが建物に伝わる為、

土地の形状によっては建ぺい率ギリギリで家を建てることができない場合もあります。


次に免震構造です。

「免震」とは、ベアリングや積層ゴムを建物の下に設置し、

免震層を介在させることによって、地面の揺れから免れます。

つまり住宅は宙に浮いた状態で地面だけが動くという、

地震対策としては理想的な工法です。


ただし、浮いている状態であるため風の影響を受けやすい。

他の構造に比べコストがかかりやすい等のデメリットもあります。


最後に耐震構造です。

「耐震」とは、筋交いや面材によって強度を高めて、

地震の力に耐える工法です。

建築基準法では、1923年の関東大震災クラスの地震に

耐えられる建物の強さを耐震等級1と定めています。

注意点としては、建物を固定し強度を高めていますが、

実際に大きな地震を受ける度に固定にゆるみなどが発生し、

建物が痛んでしまうことがあります。


以上が耐震技術の説明となります。

どの構造が良い、悪いではありません。

地域や建てたい家、予算など様々な要因から選ぶのがいいと思います。

また、これらの工法は組み合わせて使われることもあります。

耐震+免震構造や耐震+制震構造などです。

今回は大切なものを守る技術を知っていただけたと思います。

今後の家づくりにお役立ちいただけましたでしょうか。

単位の謎。メートル?尺?


現在、一般的に使われている寸法は

メートル法と呼ばれるものです。

これは法律でも義務つけられており、

取引上の計量には国際基準である

メートル法を用いることとされています。

そのため建築業界も図面上の

寸法や面積の表記はすべてメートル法となっています。

部屋の広さは◯㎡などよく見られると思います。

ですが実際の建築現場に行くと、

職人の方たちが

「いっすんごぶ」や

「さんじゃくごすん」など

「寸(すん)」「尺(しゃく)」「間(けん)」といった単位を使われています。


この「寸」「尺」「間」は

かつての日本独自の単位で尺貫法と呼ばれています。

なぜ昔の単位が使われているのでしょうか?

それは人の体にフィットするような

柔軟性が秘められているからです。


起源から見てみるとその秘密がわかります。

メートル法の起源は1791年に、

地球の北極点から赤道までの子午線弧長の

「1000万分の1」として定義されています。

つまりメートル法は地球を基準とした単位だったのです。

それに対し、尺貫法は人の体を基準とした単位です。

1寸は手を広げたときの親指と中指の先の長さ、

1尺は肘から手首の間にある尺骨と呼ばれる骨の長さ、

1間は人の身長を基準としています。

こちらは諸説ありますので気になった方は調べてみてください。

この人の体を基準とした尺貫法の最もわかりやすい例が畳です。

畳の単位は、1畳(いちじょう)と呼ばれ

この畳という単位は縦6尺、横3尺となっています。

古来より「立って半畳、寝て1畳」と言われており、

このサイズが人間の動きに最低限必要な寸法と言われています。


この畳の横幅の3尺が家作りの基準となっています。

3尺はメートル法に変えると910mmです。

家の設計図を見るとこの3尺を基準として

作られていることが多いです。

柱と柱の間の長さ、部屋の間取りなどが

この3尺の倍数になっていることが多いです。

また、浴槽(ユニットバス)やトイレ、

キッチンなどの設備や機器も3尺(910mm)に

収まるように作られていることが多く、

効率よく配置されるようになっています。


また、建材と呼ばれる家を建てるために

必要な材料も尺貫法であるものが多く、

メートル法での建材より多く流通しているため、

建材にかかる材料費をメートル法での建材より

低く抑えられるといった利点もあります。

そんな建築業界以外では馴染みが無かった尺貫法ですが、

今お住まいの家も尺貫法を基準としているかもしれません。

気になる方は家のいろんな箇所を測ってみてください。

◆普段からチェックしておきたいお家のポイント

家は人と同じように長い年月使っていると、
経年劣化などを起こすこともあります。

長年経った部分は、簡単な修理で対応できる部分もあれば、
リフォームが必要となるケースもあります。場合によってはライフスタイルの
変化などを考慮し、建て替えを検討した方が良い場合もあるかもしれません。

弊社でも、お客様から修理をご依頼いただき、実際に点検に伺ってみると、
大規模な修繕が必要だったりする場合もございます。

大事なお家でずっと快適に過ごすためには、普段からお住まいをチェックして
おくことが大切です。

下記にお住まいのチェックポイントを載せましたので、ぜひご参考ください。

<屋根のチェックポイント>
・屋根にサビが出ている
・地震対策のために屋根を軽量化したい
・屋根瓦の破損、ズレがある
・屋根を張り替えたい
・雨漏り対策をしたい
・漆喰の割れなどが見受けられる

<外壁のチェックポイント>
・外壁にカビやコケの汚れ、変色がある
・サイディングのコーキングが劣化している
・塀に亀裂がある
・外壁の模様替え、再塗装の時期にきている

<基礎土台のチェックポイント>
・基礎の酸化現象の有無
・基礎の腐れ・白アリ・割れ・傷が心配

<外装周り・エクステリアのチェックポイント>
・樋の外れ、割れ、水漏れがある
・サッシのすべりが悪い
・サッシを断熱・防音仕様にしたい
・バルコニーやガレージにサビが出ている
・防犯対策をしたい
・門扉に変色がある
・ブロック塀に破損箇所がある

<内装のチェックポイント>
・天井にハガレ、シミ、たわみがある
・壁に割れ、浮き、結露がある
・床に浮き、シミ、傾斜がある
・床、廊下がフカフカする
・壁が薄く冬寒い
・床暖房にしたい
・部屋を改装したい

<トイレのチェックポイント>
・便器の交換
・便器のガタつき、水漏れ
・ペーパーホルダーの修繕と設置
・シャワー付きトイレへの変更
・トイレの改修工事

<キッチン・ダイニングのチェックポイント>
・キッチンが狭い・収納がない
・システムキッチンに交換したい
・流しのつまり、水漏れなど
・流し台の修繕
・キッチン・ダイニングの改修工事

<浴室・洗面所のチェックポイント>
・浴室のタイルや目地の剥がれ・割れがある
・浴室をバリアフリーに改修したい
・給湯器を交換したい
・浴槽の湯垢、汚れが目立つので何とかしたい
・浴室暖房、浴室乾燥機をつけたい
・浴室を全面改装、ユニットバスにしたい
・洗面台をシャワー付き洗面化粧台に変えたい
・その他浴室・洗面所の改修工事


いかがだったでしょうか。
これらの中には、放っておくとどんどん悪化してしまうものもあります。
今の家を大切に使うことはもちろん、これからお住まいをご検討される方は、
どこに注意して建てるかを一緒にご相談させていただいています。